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月曜日, 10月 13, 2003

Thee Michelle Gun Elephantを尊敬する理由
1998年のFujirock Festivalでの出来事 

Thee Michelle Gun Elephantが一昨日(2003年10月11日)に
解散したのは、日本のロックファンなら、皆様ご存知だと思います

バカなナベツネ傘下の某スポーツ新聞が、「t.A.T.uの代わりに
ミュージック・ステーションで歌って有名になったバンド
とホザいていましたが、

Thee Michelle Gun Elephantはとっても前から有名なバンドです。

私は椎名林檎と同様に、すっごーいミッシェル・ファンというわけではないのですが
ミッシェルは相当思い出深く、さらに相当尊敬しているバンドであります。

というのも、私が愛するFujirock Festivalで一番初めに見たバンド
がミッシェルだったからです。

忘れもしない、98年の晴海埠頭の先っぽで行われたFujirock Festival。
2日目のGreenStageのトップがミッシェルでした。

当時は、まだ観客もフェスに慣れていなくて、前に押し寄せまくり。将棋倒し寸前でした。
そんな様子を見たチバは、何度も演奏をとめながら
「お前ら下がれ」「おちつけ」を繰り返していました。

このときは、余りの暑さに自分も全く余裕がなかったので、なんとも思わなかったのですが
後から考えると、チバの(というかミッシェル)のこの行動は、
相当すばらしいものではないか!と感動して、今に至っています。

というのも。
よくチケットの片隅に「危険行為がある場合、公演を中止させて頂きます」と
いったことは書いてあると思いますが、
本当に止めた例を見たことは、皆さんありますか?
例えば最近のSPEEDの大阪公演で、火事が起こって公演中止とか、意味不明な例はあると思いますが

アーティストっていうのはよっぽどのことがないと、演奏は止めません。
この後のフジロックでもLimpBizkitや、Asian Dub FoundationBRAHMANなどでも、
かなり死にそうな思いをしたのですが、演奏は止まりませんでした。
(まあ、晴海のミッシェル程危険ではなかったと思うけど)。

smash(注:FRFの主催会社)が、「止めろ」とミッシェルに指示したにしろ、
自分たちの演奏を止めて、観客を制止するミッシェルは本当にcool!でした。
しかも、フェスの客って自分たちだけを見に来ているわけではないのに、です。
基本的には誰の演奏でもいいから、騒ぎたいだけの人もいるのに・・・。

そういうわけで、私はそれ以来、ミッシェルに好感と尊敬を持っています。
もちろん曲も大好きです。一番好きなのは「ゲット・アップ・ルーシー」。
その後、FRFに出た時もちゃんと見に行きました。

こんな素晴らしいバンドが解散してしまうというのは、本当に寂しい限りです
FRFに出演して、なおかつ演奏がcoolな日本のバンドがどんどんなくなっていってしまいます。

Blanky Jet Cityがなくなって、ミッシェルがなくなって・・・。
20代後半がカッコイイと思える、日本のロックバンドがどんどんなくなってしまいます。

BRAHMANは大好きですが、ファン層が若すぎます。
この前ライブに行きましたが、学生ばかり・・・

ほかにはAcidmanに期待ですが、ちょっとサウンドの系列が違うかなあ?
Back Drop BombはBRAHMANのようにファンが若いし・・・。

日本の骨太なロックはどこに行ってしまうのでしょうか?



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