<$BlogRSDUrl$>

日曜日, 5月 02, 2004

ミュージッククリップの監督について熱く語る。 



キャシャーンを見たため、今日はちょっと「PV論」を真剣に考えてしまいました。
PVはプロモーション・ビデオ(っていうかミュージック・クリップ)です。念のため。

 PVの監督達は、映画監督に転進することがしばしばあります。
 キャシャーンの紀里谷氏もそうなわけですが。

 代表的なとこだと、岩井俊二監督なんて有名だったりします。
 岩井氏はメジャーなところだと、サザンオールスターズの「エロティカ・セブン」の監督
をしているわけですが、現在公開中の映画「花とアリス」の監督でもあります。
(世間的に有名なのは「スワロウテイル」なんでしょうか?)
 岩井氏は、どっちかっていうと根っからの映画監督で、「リリイ・シュシュのすべて」なんて
本当に辛い、怖い映画です。映像の美しさと、脚本の怖さが異常にマッチしている…。

 が、岩井俊二は例外だと思われで。
 ほかに例を考えると。

 映像作家の中野裕之氏が作った映画「SFシリーズ(サムライ・フィクションとか)」は
PV出身の監督の作品としては良く出来てると思うんですよ。
 
 映像を見せたいのが良く分かるから、ストーリーがすごいシンプルにできている。
 だから見ていても、映像だけで納得するんです。
 映像作家で映像を見せたい場合は、やっぱりこの手法が正しいのかと。

 PVの紀利谷作品は、極彩色とCGで有名なわけですが、
 同じ路線の丹修一氏(私の中の代表作はhideの「ピンクスパイダー」とか)は
極彩色なんだけど、色味を落としてカメラワーク魅せようとしていることが
本当に大好きです。
 あと、色が好きなのは、avex系御用達武藤氏(私の中の代表作は華原朋美
hate tell a lie」とか安室奈美恵の「I have never seen」とか)。
 武藤氏は画面の加工よりも、素の映像で色の勝負をかけている感じで好きです。
武藤氏は、映像の撮影手法である「タイム・スライス」(マトリックスで弾丸避けている
ところを360度で撮影する方法)をhitomiの「Busy」でいちはやく(マトリックスよりも)
使った人でもあります。

 とか、マニアックなことを熱く語ってしまったのですが。
 やはり映像を撮る人が、映画というストーリーも重要なファクターになっているものを
撮るというのは非常に難しいと「CASSEHRN」を見て思ったのでした。

ラベル: ,


Comments: コメントを投稿

This page is powered by Blogger. Isn't yours?