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木曜日, 10月 23, 2003

サンマイクロシステムズと富士通の顛末
日経新聞の誤報とその裏を考える 


下記のentryの日経新聞の1面を飾った「サンと富士通のサーバー事業統合」の話。

現時点では誤報のようです。
詳細はこちらをご覧下さい。

しかし、日経新聞をいつも誤報が多いからといってまだ攻められません。

今回の(というかスクープ系のニュース)の場合、

************************CASE1***************************

富士通かサンの関係者で早くサーバー事業を統合したい人(=ここではAさんとしましょう)
新聞記者にリーク

1面で出てしまって、Aさんは大喜び。でも両社のトップは大慌て
特に上場企業の場合は、株価に影響するから、さあ大変。

必死に打ち消しのコメント

新聞に出たため、
1:提携交渉が進む・・・Aさん大喜び
2:提携交渉がなくなる・・・Aさんの戦術失敗

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という筋が考えられるからです。

これで、数週間から数ヶ月後に両社が「サーバー事業統合」の
記者会見を開いたら今回の日経新聞の報道はスクープに生まれ変わります

しかし、CASE2というのも考えられます。

************************CASE2***************************

新聞記者は企業や政治家、個人などと癒着が生まれないように
2〜3年のローテーション制

そのため、IT関係の企業を取材している記者も全くITに詳しくなかったりする

富士通がもとからサンの製品を売っているのを知らなかったりする
特にITの場合、専門用語が多いから、記者の理解の範囲を超えている可能性がある。

そのため富士通担当の記者かなんかが、富士通の取締役がサンに足しげく通うのを見て
勝手に「提携交渉」とかと勘違いする

一面で誤報を流してしまった・・・。

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さあ、どちらでしょうか?


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